例のはてブロのウマ批判のアレ

 

なんか記事のリンク貼ると養分みたいに反論記事への反論とかやってるみたいなので、リンクは貼らないけど、例の恋はダービーに妙に噛みついてた記事のアレです

個人的に思うとこだけガーっと書きます

読ませる気はない書き方です

 

 

楽曲シリーズでウマ娘プロジェクトは加速するのか?の章

>盤石の布陣で売れなかった理由はわからない(わかりません)が、当時の「競馬ファン側」の意見として多く目にしたのは(観測範囲の偏りもあるかもしれないけれど)、元ネタへの経緯を欠いている、という指摘。

  1. 馬主サイドと折り合いが悪いのか、理由も明かされないまま消去されるキャラや起用から外れる人気声優の存在
  2. ゲームもアニメも制作発表すらないのに、馬の名前だけ使って曲作って声優に歌わせてライブ・アイドル商売を始める敷居のまたぎ方
  3. 挙げ句に馬名名義で歌わせている曲の歌詞が元ネタと合っていない

 

1.2.はまあ御説ごもっとも。特に言うことないです。

3.はそもそもウマ娘コンテンツを履き違えているのでそこを指摘する必要があります。

 

【前提】ウマ娘は競走馬の擬人化コンテンツでありながら、単純擬人化コンテンツではない。

ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames

>INTRODUCTION>STORY にこう書かれています。

『「ウマ娘プリティーダービー」とは、かつて名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前を受け継いだ「ウマ娘」たちが織り成すクロスメディアコンテンツ』『「ウマ娘」。彼女たちは、走るために生まれてきた。ときに数奇で、ときに輝かしい歴史を持つ別世界の名前と共に生まれ、その魂を受け継いで走る』

 

ウマ娘=モデル競走馬。この式は成り立たない。

ウマ娘とは、実在競走馬をモデルとしているのは事実であるものの、まったくの別個体としてとらえるのが自然な設定をしています。あくまでも彼女たちは「名前を受け継いだ」「魂を受け継いだ」存在であるだけです。性格などに差異を持たせても問題のない設定です。

 

”敬意”とは何でしょうか。非常に概念的な話です。明確な基準線を引きにくい。

ガッチガチにモデル馬の性格や容姿、逸話を踏襲し、オリジナル要素を含まないものでしょうか。

それであればスペシャルウィークは狡さと怠けっぽさを出さねばなりませんし、サイレンススズカは気性に難があり、ツインターボは人間不信のウマ恐怖症ですか。

それが”敬意”というのならいいでしょう。

批判をしたいだけだろうなと僕自身は受け取りました。

少なくとも歌詞から敬意を感じる感じないの話をするのなら、オグリキャップの『unbreakable』、メジロマックイーンの『Waiting for Tomorrow』には触れるべきでしょう。あれを聞いて敬意を感じられませんでしたと言うなら、今すぐに競馬が好きですと言うのを止めた方がいい。

 

 

TVアニメ版「ウマ娘」放送開始の章

>TVアニメのシリーズ構成は石原氏と、杉浦理史氏の連名。決して石原氏が一人でシリーズ構成を手掛けたわけではない。

>さて、コケにコケた楽曲展開、幻のゲームとなりつつあるゲームアプリとネタ性が先行し名高くなってきたウマ娘だが、このアニメ版がそこそこ好評のうちに幕を閉じた。史実に脚色を施したというシナリオや、それを通じて伝わる競馬という競技の面白さやキャラクターなどが特に評価されていたように観測している(筆者は未視聴)。大人気覇権アニメとまではいかずとも、ウケるのはこの路線なのではないか……?という手応えをウマ娘プロジェクトの中の人が感じ取ったのか、このTVアニメの放映あたりを境に、ウマ娘プロジェクトの方針転換がある。公表初期から始まる楽曲・ライブ・声優という軸から、競技(スポ根)・シナリオ・キャラクターという軸の押し出しが感じられるようになる。

 

石原がひとりで手掛けたものではないという事実をあえて強調する意味は次の章のため

 

 

石原氏のコンテンツプロデューサー退任と、さらに加速するスポ根路線の章

>2018年6月の記事でこう仰っていた石原氏は、2019年4月、ウマ娘プロジェクト公表から3年後、ゲームアプリのリリースを待たずしてCygamesを退職し、ウマ娘のコンテンツプロデューサーを退任となる。

>この時点で結果的に3年もの時間を浪費したことになったウマ娘プロジェクト。(時系列からもわかるが、立ち上げたわけではなく)「預かった」ウマ娘のプロジェクトでコンテンツプロデューサーとして大きい功績を残せていたのであれば、道半ばで役職を降りることもなかっただろう。ゲームアプリがリリースされ、それが大好評である今から見たら、より「2年前にプロデューサーを退任となって会社も退職した人のゲームが、当初から路線変更し大好評」であることが色濃く浮き上がってしまっている。その後、グッドスマイルカンパニーで仕事をしているという記事はあったが、何か具体的な実績を挙げているという話は耳にしていない。

 

踏み込んだ言い方をする。今放送中のウマ娘Season2の批判になってしまうが、今現在のアニメ展開路線は「史実を意識し」「スポ根路線を打ち出した」ではなく、「キャラを強調したキャラ萌えもの」路線です。当初方針に戻っています。

まあこの記事書いてる方はアニメ見てないって言ってますし、見てからものを言っていただきたいなーと思いますね。

もう一点。これは根拠のあることではなく。アプリをプレイしていて「現在アプリケーション上で展開しているストーリーに石原時代のものがある」ととらえています。これはSGシリーズをはじめ、過去石原時代に展開されたドラマCDなどのストーリーに基本的にすべて触れてきた中で出来上がったアンテナで判断しています。それ以上でも以下でもありません。たぶんメインストーリーは石原時代のものをそのまま使っています。あくまで技術的なブラッシュアップにとどまっているはずです。

まあ根拠がないですから、批判している記事と同レベルですね。

少なくとも、触れてすら来なかったくせに手のひら返してる人には「石原は大きな功績を残していない」とは絶対に言ってほしくないですね。ふざけるな。

 

 

決定的な転換点転換点の通過がハッキリした「シンデレラグレイ」の制作の章

オグリキャップの育成・笠松時代からスタートし、スポ根モノの基本中の基本、無名の超才能が努力によってスターダムにのし上がる様を描く。ハッキリ言って、これまでのク○プロジェクトは何だったんだってくらい面白い。トウカイテイオーに「逃げれない」とか歌わせてたプロジェクトから出てきた作品かこれ、という本格的なマジモノ。なんだったら、他は毛嫌いしてもいいからこれだけ読んでくれ。2021年まで来て正統派スポ根が大当たりし

 

大当たりっすか?あれ。僕は好きですけどねあれ。過去を否定しないと褒められてない時点であんまりシンデレラグレイの良さもしっかり認識してないんじゃないかと勘繰ってしまいます。

はいこの章の感想は完全な八つ当たりです。

次。

 

 

ゲームアプリがついにリリースの章

>最後に、この「当初の不義理も(ある程度)吹き飛ばす大ヒットゲーム」が生まれたキーポイントについて、私見を書いておきたい。それは、元ネタである競馬のスターホースたちをぞんざいに扱い、しつこい物言いとはなるが、トウカイテイオーに「逃げれない」と歌わせるような当時の方針が受け入れられなかったことにあるのではないかと思う。ゲームもアニメも具体的な制作発表がない、できない段階でそのような楽曲展開を先行させ、キャストをステージに上げ歌って踊らせ、「デレステ」のようなライブステージを売りにするようなゲームでは売れない、コンテンツとして成立しないと制作サイドに判断させたことで、ゲーム(やアニメも?)の制作方針が変わり、開発期間は長期化したがゲーム史に名を残すようなゲームが生まれたのではないかと考えている。蛇蝎のごとく「ウマ娘」を嫌っていた人々もそれに貢献してしまっている……と書くと嫌味や皮肉に聞こえてしまうかもしれないが、少なくとも「お気軽なアイドルゲーム、レースもちょっとあるよ」という内容よりは、マシに思えるのではないか(覇権ゲームになって解釈違いが大量発生するほうが嫌、という御意見ももちろんあるかと)

>当然、何らかの虎の尾を踏み抜いた形跡があるのは明らかで、それについてはいつか精算する時が来るのか、または十字架を抱えたまま終了まで行くのかはわからないが、横たわる黒歴史として刺さり続ける。

>「ゲームのスクショを見たけど、キャラがプレイヤーに気に入られようと媚び売ったり奇行に走らされているのを見ると残念な気持ちになる」みたいな感想をお持ちの方も「シンデレラグレイ」はそういうのないし漫画も上手いし面白いから、是々非々で先入観なしに、これだけ本当にオススメです。何よりも、最初にこれに出会いたかった。今は手に入らないけどな!(オチ)

 

僕自身はこの不義理というのがいまいちわからないんです。

というのも、このコンテンツの展開に関して、どういったコンタクトがサイゲ側からあったのかという部分の情報が馬主サイドから出たことがありました。

西山牧場常務の葉桐隆好氏(氏も個人馬主ではあるがここでは西山牧場代表者として)が何度かTwitter上にてこの件に関して触れています。

 

 

こちら。

すくなくとも対馬主の部分において、通常範囲の礼儀と筋は通しているわけです。

現在のアニメコンテンツグッズや版権絵はセクシャルな要素を避けえない部分がありますが、過去ウマ娘のその部分は徹底的にセクシャルな要素が排除されています。

馬主ないし周辺が流通前に目を通すことを前提として作られていることは明白であり、それは過去の石原時代以後の展開では徹底されていることとなります。(石原氏はイベント時折を見て「許諾を得て展開している」旨の発言を繰り返している)

 

では不義理というのはファンに対してでしょうか。

ファンの馬に対する向き合い方って千差万別ありますよね。

その不義理だという考えはあくまでも何万というファンのうちの一人の考え方でしかありません。

ネットでは批判が多かった?

批判するまでもないと考えている人は発言しません。サイレントマジョリティーの概念です。

逆に批判する人は繰り返し批判発言を繰り返します。ソースは僕。

 

僕自身は競馬が好きなことが前提でウマ娘コンテンツに入って4年と半年くらいになります。

僕は不義理ですか?

ちなみに僕は世話になった馬の引退後の世話を見ない人間は不義理だと思っています。

地方競馬最後の冬の時代を経験しているため、競馬場に足を運ばない奴は不義理だと思っています。

話題になった強い馬、都合の良い擬人的な馬の消費(擬人化じゃありませんよ?擬人的なです。)をする人間は不義理だと思っています。

指弾していいですか?

押し付けていいですか?

自分が嫌なら見ないという選択肢が取れます。ウマ娘を視界に入れるのは義務じゃありません。

不用意に過去を貶め不正確な情報をばらまく記事を載せるのは感心できません。それをした時点で、情報の流布に関する責任が発生します。

そこまで考えて流行に乗っかるべきでしたね。



公開してすぐになんですが、ちょっとだけ誤字とか修正しました。