ライスシャワー青薔薇炎上の件

 

 これの件の個人的な所感です。

 

1.筆者の情報

宗教:無宗教を標榜していますが、仏教とりわけ曹洞宗とかかわりがあります。また、幼少の折はカトリックともかかわりがあり、これらの宗教に思想的に影響を受けている可能性はあります。

 

競馬歴:最低でも20年程度です。とはいえ、物心ついたころには既に見ていたという程度ですし、あくまでも馬が走るのってかっこいいなくらいのかかわり方でした。明確に競馬というものを意識して見始めたのはディープのあたりです。子供の頃の遊び場が競馬場であった関係で古い馬でも話を聞かされていたりすればある程度知っています。

 

ウマ娘歴:明確にコンテンツに関わるようになったのはラジオ開始の頃ですので、4年半程度です。まあ新参の部類でしょう。

 

ライスシャワーへの思い入れ:ありません。

 

2.まず上記ツイートを受けての感想

まあこれくらいであればいいんじゃないかな、というのが正直な感想です。

まず日本においては特別な事情がない限り馬は仏教の形式で祀られることになり、ライスシャワーもその通りに祀られていますので、仏教のマナーに倣えば薔薇やアザミのような棘花は原則避けるべきです。

しかし、あくまでも原則であり、なんらかの事情があれば供花として用いることはできなくはありません。

今回の場合、ライスシャワーという馬を知るきっかけとなったキャラクターのモチーフとして青薔薇を供花として用いたいというのは心情的に理解できますし、問題はないと思われます。

ただし、これはあくまでもウマ娘という作品を知っているから理解できることですので、知らない人が見た時にどうなんだろう?と思う可能性は否めません。

 

3.その後に追加された情報とそれを受けての感想

 

 侮辱的である。というのが正直な感想です。

一般的な考え方かはわかりませんが、基本的に墓石や慰霊碑の類の上に物を置き記念撮影をするということは不快感を覚える人が出て然るべき行為だと理解しています。

私はライスシャワーに特段思い入れは持っていませんが、思い入れのある人がこれを見た時にどう思うかは、簡単に想像がついて当然だと思っています。

これに関してはこのツイートの投稿者もすぐ止めたと書いている通り、悪い行為であると理解しているわけです。これをネット上に投稿することで不快に感じる人が出ることは理解していたはずであり、なぜ投稿するに至ったのかが理解できません。恐らく自己顕示欲にかられたのでしょうが。

 

4.雑多なツイートに対する反応

※リンクははっつけませんが参考程度に

「献花した行為自体は尊いと思う」 そうですね。

「荒らさないならいいんだけどね」 そうだね荒らさないならね。

「たてがみ事件どうなったんだっけ」 起訴されてはいたと思いますけど。

「コーヒーとかはどうなんだ」 写真撮ってネットで公開してこれ俺が置いたんだぜーとかやったり、慰霊碑の上に置いてるわけでもないし、自己顕示欲を満たそうとしてるわけでもないんだし、まあいいんじゃないですかね。問題があればそのうち処分されるでしょう。

「何も知らなかったら青薔薇献花してたと思うし、自信なくなってきた」 青薔薇を献花すること自体は構わないと思いますよ。ただ、あまり一般的ではないですからあくまでも末席に加えさせていただく意識でいるとトラブルにはならないと思います。

ライスシャワー仏教徒ではない!」 馬が特定宗教の宗徒になったという話はオウム真理教しか知りませんね。文句はJRAやNARなどの団体へどうぞ。慣習的に馬頭観音のもとに祀られておりますので。

「慰霊碑は墓ではない」 類似相当として見られるのが一般的かと思いますがどうでしょうか。雫石や世界無名戦士の墓、靖国神社の名前を出すとイメージしやすいかと思います。

 

5.炎上を避けるにはどうすべきだったか

今回のケースで言えば、「余計なこと投稿しなきゃよかった」んじゃないでしょうか。

おそらく青薔薇が供えられてましたよだけであればそんな炎上するような話でもなかったでしょう。不快感を表す人はいたかもしれませんが、その感情の振り下ろす先もなかったわけです。

自己顕示欲が優先されてしまったばかりに、「不快感の行き先」を自ら作ってしまったのだから目も当てられません。

 

そもそも、今回の炎上は競馬ファン側が不快感をあらわにしたというたぐいのものではないと見ています。

どちらかといえばウマ娘ファン側で炎上に発展したものでしょう。

アプリリリース後にコンテンツに入ってきたファンはあまり知らないと思いますが、ウマ娘というコンテンツにとって、敵は他コンテンツのオタクと一部競馬ファンだった時代が長く存在しています。

たとえば「ウマ娘ファンに殺害予告されたから被害届を出してきた。警察からもウマ娘ファンの犯罪が急増していると言われた」とデマと中傷を流布されたパドック屋さん事件はその代表格でしょう。

それ以外にもこまごまとデマの類にさらされ、オタクからは相当馬鹿にされ続けた歴史があります。

その為、「競馬ファンやオタクに決して弱みを晒すな」という意識がコンテンツファンに強くある状態です。

こういった「攻撃の口実を与えかねない」振る舞いに対して、半ば警察じみた批判や不快感の表明が集まりやすいのがこのコンテンツの悲しい特徴と理解していただければと思います。

 

これで墓参などを怖いと思った方もいるでしょうが、あくまでも一般的な常識のもとに行動し、自己顕示欲をあらわにしなければ問題はない行為が大半です。

また、牧場訪問などもコロナ禍が明ければ行ってみたいという方もいらっしゃるでしょう。

競走馬のふるさと案内所

上記サイトなどで情報を収集し、サイト内に書かれているマナーを順守したうえで訪問見学することは歓迎される行為です。

不安であれば問い合わせなどしてもよいかと思います。

 

競馬ファン側もマナーの良い人ばかりではありません。万全に情報を調べて問題がないように競馬場や慰霊碑を訪ねてもトラブルに発展する場合もあります。トラブルに巻き込まれた場合には独力で解決しようとせず、必ず管理者や運営者に助けを求めることも覚えておいてください。

 

以上です。